2010年2月14日(日)「しんぶん赤旗」

元気な農業へともに

紙議員発言 秋田革新懇シンポ


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(写真)日本共産党の農業政策を話す紙氏(正面左から4人目)=13日、秋田市

 秋田県革新懇(山内滿筆頭代表世話人)が13日、秋田市の協働大町ビルで、シンポジウム「秋田県農業再生のために、いま求められている課題はなにか」を開きました。農民や農業関係者、研究者、学生、消費者など146人が参加しました。

 県立大学の長濱健一郎教授が基調報告し、コーディネーターを務めました。伊藤淳・県農林政策課長、参院議員の紙智子・日本共産党農林・漁民局長、佐藤長右衛門・県農民連委員長、鈴木剛・県農業協同組合中央会参事、山野内キミ子・鷹巣消費者の会会長の5氏がパネリストを務めました。コーディネーター含め5氏が新政権の戸別所得補償の問題点にふれました。

 各パネリストは1回目の発言の後、参加者の質問などに答えて、「直売所が元気、6年連続全国1位。起業を広げたい」(伊藤氏)、「日本農業に壊滅的打撃を与える日米FTA(自由貿易協定)締結への動きを変えていくのは国民世論だ」(紙氏)、「ミニマムアクセス米をやめて価格保障を」(佐藤氏)、「強いものが勝つという過度な市場原理主義は問題だ」(鈴木氏)、「秋田サン(産)デーを全県に広めたい」(山野内氏)などと発言しました。長濱氏は、「消費者、生産者が加工、流通含めて議論し、行動に移すべきだ」とまとめました。

 新聞を見て参加した県立大3年の女性(21)は、「参加して良かった。授業では得られない話ばかり。今後の勉強に生きる」と話していました。



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