2010年2月13日(土)「しんぶん赤旗」
政治とカネ 集中審議
小沢氏団体の疑惑ただす
佐々木議員
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民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」に小沢氏の関連政治団体を経由して、企業・団体献金や政党助成金など15・5億円もの資金が流れ込み、10億円を超える不動産を買い集めている―日本共産党の佐々木憲昭議員は12日、衆院予算委員会で小沢氏の不明朗な巨額資金の流れを示し、追及しました。
佐々木氏が取り上げたのは、1994年から2008年の間に小沢氏の六つの関連団体を経由して陸山会に渡った15・5億円。その原資は企業・団体献金や、政治資金パーティーなど約92・6億円、小沢氏が支部長を務める政党支部への政党助成金1・4億円など。陸山会は、この資金で不動産12件を10・5億円で購入しています。
佐々木氏は政治資金規正法の改正で01年以降、陸山会として企業・団体献金を受け取れなくなったため、政治団体間で複雑な資金移動を行っていることを指摘。「そもそも不動産を買い集めることが政治活動なのか」とただしました。
鳩山由紀夫首相は、陸山会による多数の不動産購入を契機に政治団体による不動産取得が法改正で禁止されたにもかかわらず「かつて否定された話ではなかった」などと答弁をしました。
佐々木氏は、陸山会の資産には公共事業を受注したゼネコンからの裏献金疑惑もあることに触れ、小沢氏本人と石川知裕被告、公設第1秘書の大久保隆規被告、元私設秘書の池田光智被告の証人喚問を求めました。