2010年1月27日(水)「しんぶん赤旗」

新基地反対の民意無視

穀田氏、平野長官発言を批判

（写真）記者会見する穀田恵二国対委員長＝26日、国会内

　日本共産党の穀田恵二国対委員長は２６日、国会内で記者会見し、平野博文官房長官が、新基地建設反対の審判が下された沖縄県名護市長選結果を無視するような発言をくりかえしていることを、「きわめて許しがたい」と批判しました。

　穀田氏は、「名護市長選の最大の争点は、辺野古に新基地をつくらせるのかどうかということだった。そして市民は基地はいらないときっぱりと判断した」と強調しました。

　その上で、「鳩山由紀夫首相はこれまで、日米合意も尊重するが沖縄県民の意思も大事だといっていた。平野氏の度重なる発言は、民意を斟酌（しんしゃく）しない、つまり『考慮しない』というもので、県民の意思を無視すると表明したともいうべき暴言だ。県民が怒るのは当然だ」と指摘。

　「政治が民の意思を尊重するのかどうかということが根本的に問われている」と述べ、辺野古新基地建設は直ちに断念し、普天間基地の県内たらいまわしはやめるべきだと厳しく求めました。