2010年1月19日(火)「しんぶん赤旗」
学費軽減署名
全学連が宮本議員に託す
全日本学生自治会総連合(全学連)は18日、学費の負担軽減、高等教育予算増額をもとめる署名1万8126人分を日本共産党の宮本岳志衆院議員(文部科学委員)に提出しました。
全学連の小山農委員長は父母や教職員、地域の方々からも集めることができたこと、実家や母校の高校に行って集めるなど学生以外にも広めることができたとのべ、「国民の中に世論をつくるうえで大きな力を発揮した。返済の必要のない給付制奨学金について、『今ならできそうだね』と反応してくれる人もいて、政治の変化を感じる。引き続き大きな世論をつくっていきたい」と話しました。
署名集めに取り組んだ東京大学で自治会活動をしている2年生は自治会でアンケートを取ると学費を負担に感じていると答える学生は半分以上にのぼると話します。授業前に署名用紙を配ったり、商店街のお店に置いてもらう工夫もしました。「日本の高学費の異常さや高等教育費予算の低さを伝えると真剣に聞いてくれます。自治会では引き続き社会に訴えていこうと考えています」とのべました。
宮本議員はデンマークでは学費が無償で毎月給付制の奨学金をもらえると紹介。「学びたいときにお金の心配なく学べるようにすることが本来の国の在り方です」と話しました。