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2009年11月14日(土)「しんぶん赤旗」

先進30カ国で最悪

一人親世帯 「貧困」54%

厚労省


 厚生労働省は13日、世帯主が18〜64歳で子どもがいる世帯のうち、一人親世帯の相対的貧困率は2006年時点で54.3%に上ることを明らかにしました。記者会見した山井和則政務官は「経済協力開発機構(OECD)に加盟する先進30カ国中最悪の水準で、恥ずかしい数字だ」と語りました。

 一人親世帯の過半数が「貧困状態」という結果について山井氏は、「子どもを抱えながらでは正社員になれず、パートなどで勤務している母子世帯が多いため」と分析しました。

 相対的貧困率は低所得者の割合や経済格差を示す指標で、国民の可処分所得を高い順に並べ、中央の人の額(中央値)の半分未満の所得の人の割合。日本では今年10月に政府として初めて発表し、06年は全体で15.7%でした。



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