2009年11月7日(土)「しんぶん赤旗」
10代患者治療を十分に
感染症学会対策委が提言
新型インフルエンザの本格流行をめぐって、日本感染症学会・新型インフルエンザ対策委員会は5日、「10歳代の患者に対する治療が不十分にならないようにすることが重要」とする緊急提言(第2版追補)をまとめました。
提言は、「今後も乳幼児や小中学生、高校生が流行の中心となって学級閉鎖、休校が頻発する」と指摘。「アジアかぜインフルエンザ」と今回の新型インフルエンザの経験から、10歳代はりかん率が30〜40%に上り、非常に多くの患者が発生すると予測され、本格的流行では重症者も増えると指摘。肺炎が疑われる患者について、インフルエンザウイルスによる肺炎である可能性も考慮すべきだと訴えています。