2009年11月5日(木)「しんぶん赤旗」
景観・住環境守ろう
全国ネットがフォーラム
穀田・赤嶺両議員出席
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日本の都市を美しく・住みやすく―。景観と住環境を考える全国ネットワークは東京都内で4日、都市計画法・建設基準法の改正を求める市民フォーラムを行いました。住環境問題に取り組む各地の市民団体の代表らが参加しました。
同ネットワークを代表して鞆の浦原告団弁護士で早稲田大学法科大学院教授の日置雅晴氏が開会あいさつ。経済政策優先の建設・再開発により、全国各地で歴史的な景観・住環境が犠牲となっていることをあげ、「これまでは法の規制が甘く、生活する人の権利を侵害するシステムをつくってきた。21世紀は生活者が生活できるシステムに変えていきたい」と強調しました。
日本共産党の穀田恵二、赤嶺政賢の両衆院議員も出席。穀田氏は「街に住む人がそこに住み続けられるために、これからも連帯して運動を広げていきましょう」と激励。赤嶺氏は、「沖縄の乱開発や米軍基地などの現状を見ても、美しい風景や景観を守るために頑張らなければ」と訴えました。
会場では全国で行われている乱開発の実態を写真パネルで告発。各地域からの参加者はプロジェクターを使って地域の実情を報告しました。
同ネットワークの小磯盟四郎副代表は、「都市景観にまったくふさわしくない巨大なビルなどが住環境をおびやかしている。干潟埋め立てやダム建設の問題も、住みやすい街をつくるというテーマでは根っこは同じ。今後も活動を強めていきたい」と抱負を述べました。