2009年10月30日(金)「しんぶん赤旗」
障害者が国会要請
自立支援法廃止 新法制定
きょうのフォーラム 参加訴え
日本障害者協議会、全日本ろうあ連盟などでつくる「10・30全国大フォーラム実行委員会」は29日、全国会議員に対して要請行動を行いました。要請行動では、障害者自立支援法の廃止と、当事者参加に基づく新法制定を要望するとともに、同フォーラムへの参加を呼びかけました。250人が参加しました。
要請行動に先立ち開かれた集会で、主催者は、現行の障害者自立支援法について「当事者不在でつくられ、複雑でわかりにくい『欠陥品』。障害者がなじめないまま、今日を迎えている」と指摘。「今日の国会要請と明日の大フォーラムで、きちんと廃止の約束をしてもらおう。そして、私たちの望む新法の土台づくりをしていこう」と呼びかけました。
参加者の1人、視覚障害者の女性(58)=東京都豊島区=はガイドヘルパーを利用する際、限度枠を超えないように気をつかっています。「障害者自立支援法を廃止し、限度枠を心配しないで利用できる制度に変えたい」と話しました。
脳性まひの男性(60)=千葉市=は「政権が変わり、障害者自立支援法の廃止の見通しが出てきた。障害者の声を反映した法律をつくっていきたい」と意気込みを語りました。
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