2009年10月27日(火)「しんぶん赤旗」
普天間基地
閉鎖求める対米交渉を
志位委員長あいさつ 憲法集会実委が集会
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「憲法審査会を始動させるな!」「アフガン戦争に協力するな!」などを掲げ、広範な団体でつくる5・3憲法集会実行委員会(憲法会議や許すな!憲法改悪・市民連絡会など8団体が事務局団体)は国会開会日の26日、衆院第2議員会館で「9条を守り、憲法改悪を許さない院内集会」を開きました。約130人が参加しました。
主催者あいさつした高田健氏(許すな!憲法改悪・市民連絡会)は、共同の5・3憲法集会が10回目を迎え、通年の運動に発展していることをのべ、自公政権が倒れ、変化が始まりつつあるこの時機、要求を思い切り掲げ、政治を変えていこうと呼びかけました。
あいさつした日本共産党の志位和夫委員長は、憲法9条改悪を推進しようとした自公政権に退場の審判がくだり、明文改憲の動きを簡単にすすめられなくなったこの時機、大いに9条をいかした外交をすすめることを求めたいと表明。その一番熱い焦点が沖縄の基地問題だとのべました。
沖縄の問題は9条の問題と一体だと解明し、戦争の根拠地とされている沖縄の現状は憲法9条がじゅうりんされていると指摘。鳩山首相が沖縄県民の意思を尊重するというのなら、名護の新基地建設を拒否し、普天間基地の無条件の閉鎖を求める断固とした対米交渉を行い、アメリカいいなりにならないという強力な意思を示すべきだとのべました。
日本国際ボランティアセンター(JVC)の長谷部貴俊さんが、日本には対テロ戦争への協力の見直しが求められていると報告。「新基地建設をはじめ米軍再編を許さず、憲法を暮らしにいかすため運動をすすめたい」(憲法会議)など各団体が決意をのべました。
日本共産党からは穀田恵二国対委員長、赤嶺政賢、笠井亮両衆院議員もあいさつ。社民党の福島瑞穂党首や民主党衆院議員があいさつしました。