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2009年10月16日(金)「しんぶん赤旗」

国民生活打開する国会に

共産・民主国対会談 穀田氏が提起


 日本共産党の穀田恵二国会対策委員長と、民主党の山岡賢次同委員長は15日、国会内で会談し、今月下旬に召集される臨時国会をめぐり意見交換しました。

 冒頭、山岡氏は、与党としては2009年度第2次補正予算と来年度予算の編成が最優先課題であると表明。これに対して穀田氏は、臨時国会に関しては、「中身が大事だ」と強調し、党としての基本的立場を2点にわたり述べました。

 第一は、どのような国会にすべきなのかについてです。穀田氏は、(1)来る臨時国会は、従来のような単なる首相の交代ではなく、政権交代を受けてのものであり、新政権の基本姿勢をしっかりただす必要がある(2)国民生活は、とくに雇用、中小・零細企業、社会保障の分野で対策が待ったなしの深刻な状況にあり、その打開の役割を果たす国会にする必要がある―と提起しました。

 第二は、民主党の小沢一郎幹事長が、「国会改革」の名の下に臨時国会での成立を主張している国会法の改定と、国会運営にかかわる諸問題についてです。

 穀田氏は、「官僚答弁の禁止など小沢氏はさまざまな発言をしている。一体、国会をどのように変えようとしているのか危ぐしている。小沢『改革』なるものの全体像を明らかにすべきだ。その上で、全会派により国民の前で堂々と議論する必要がある」と主張。ことは「国権の最高機関」「唯一の立法機関」である国会の権能にかかわる根本問題であり、立法機能、行政監視機能を弱体化させるものであってはならないと強調しました。

 山岡氏はいずれの提起についても「承った」と応えました。



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