2009年10月4日(日)「しんぶん赤旗」
雇用守り差別なくそう
はたらく女性の中央集会 始まる
神戸
なくそう貧困、つくろう人間らしく生きられる社会をテーマに、第54回はたらく女性の中央集会が3日、神戸市で開かれ、女性たち300人が三宮―元町間の繁華街をパレードしました。新政権に対して、はたらく女性の雇用を守り、差別をなくすために、ただちに対策をとれ、と声をあげました。
|
この日、六つの分科会と「非核神戸方式」港めぐりのフィールドワークがおこなわれました。4日までの日程。
札幌市の病院事務の女性(51)は「非正規労働では月収10万円がやっと。女性の賃金水準の低さが社会的な差別を温存させています。人間の半分は女性。この国をまともな国にしようと思ったら、女性の問題は避けて通れない。女性の所得が保障されることは地域社会を守るうえでも大切」と話しました。
広島市の損保会社員、女性(40)は「働き方について交渉できるのが労働組合であることを聞き、ひとりぼっちじゃないんだと元気が出ました。仲間の悩みを聞いてあげられるようになりたい」といいます。
京都総評の女性(55)は「夫婦別姓をずっと希望してきました。女性差別撤廃条約の法的拘束力を議員は国会でも地方でも認識してほしい。労組としても推し進めたい」と話します。
東大阪市の女性(57)は単身赴任中です。「26歳の娘が家事を引き受けてくれたので働き続けることができています。でも、娘が定時に帰れる仕事に就こうとすると正社員の求人は少ない。新政権に目を光らせ、おかしいことには行動していきたい」
■関連キーワード