2009年9月20日(日)「しんぶん赤旗」
「派遣切り」にカウンターパンチ
働くルールをつくろう
東京 青年労働者が集会
「派遣切り」「期間工切り」にカウンターパンチ!! 自動車会社の中途解約や雇い止めとたたかう労働者が19日、東京都内で集会を開き、派遣法抜本改正を実現し、会社に直接雇用・正社員化させようと訴えました。
JMIU(全日本金属情報機器労働組合)など、いすゞや日産、ホンダ、三菱ふそう、日野自動車の非正規切りとたたかう労組が実行委員会をつくり、80人が参加しました。
「労働者は物じゃない」と力を込めた、いすゞの労働者は、「製造業派遣は完全禁止にして、正社員が当たり前にすべきです。ぜひ新しい国会に私たちの実態を訴えに行こう」と呼びかけ、大きな拍手を受けました。
ホンダを提訴した青年は、「1カ月更新の細切れ雇用にされていた。たたかえば必ず道は開けると確信している」と強調。日産車体の男性は、「会社は新たな期間工を雇い入れている。なぜ私たちを職場に戻さないのか」と告発しました。
JMIUの三木陵一書記長は、「非人間的な解雇は許されないことがはっきりした。歴史的たたかいだと誇りをもち、派遣法抜本改正を勝ち取ろう」と激励しました。
三菱ふそうとたたかう首都圏青年ユニオンの労働者は、「今までの働くルールも先輩たちのたたかいでつくられたと知った。これからは私たちが力をあわせ、働くルールをつくっていこう」と呼びかけました。
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