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2009年9月19日(土)「しんぶん赤旗」

「2国間・多国間で解決」

核問題 金総書記が中国代表に表明


 【北京=山田俊英】北朝鮮の金正日(キムジョンイル)労働党総書記は18日、平壌訪問中の戴秉国(たいへいこく)中国国務委員(外交担当)との会談で、非核化のため「2国間、多国間の対話を通じて問題を解決したい」と述べました。中国外務省が同日、明らかにしました。

 金総書記は戴氏に、核問題に関する北朝鮮の立場を説明。「朝鮮は非核化の目標を今後も堅持し、朝鮮半島の平和、安定に力を尽くす」と語りました。

 戴氏は胡錦濤国家主席の特使として訪問し、同主席の親書を金総書記に手渡しました。胡主席は親書の中で朝鮮半島非核化をめざし、ともに努力したいと表明。北朝鮮との伝統的友好関係を今後も発展させたいと伝えました。

 その上で「中国は隣国として朝鮮半島情勢を重視している。非核化の目標を実現し、半島と北東アジアの平和、安定、発展を維持、促進することが一貫した考えだ。そのために朝鮮と共同でたゆまず努力したい」と表明しました。

 金総書記は、両国が10月上旬に国交樹立60周年を迎えるにあたって高いレベルで交流を強めたいとの意向も示しました。

 会談には北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の議長、武大偉・中国外務次官も同席。戴氏は17日、金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長とも会談しました。



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