2009年9月8日(火)「しんぶん赤旗」
教え子の修学・進路守れ
高校教員らキャラバン開始
■北海道・東北
来春卒業予定の高校生の就職試験が今月解禁になるなか、教組共闘北海道・東北ブロック連絡会は7日朝、札幌市の北海道庁前に集まり、「就職・修学保障キャラバン」をスタートさせました。
道庁北門前に「高校生に学ぶ権利と進路の保障を」と書いた横断幕を掲げ、北海道と東北各県の高教組、道教組、道労連代表が勢ぞろいしました。
代表らは「貧困と格差の拡大は高校生の修学と進路にかつてない困難をもたらしています」「北海道・東北は、特に深刻な実態です。可能性を持った子どもたちが修学・就職をあきらめていることは大問題です」と訴えました。
8月末に発表された道内の求人状況は、就職希望者9558人に対し、求人は2530人で、求人倍率は0・26という低さです。
街頭での訴えの後、日高教の佐古田博副委員長、道高教組の櫻井幹二委員長、道労連の名知隆之議長らが道庁を訪れ、授業料・入学金の引き下げや奨学金制度の無利子枠の拡大など「高校生の修学・進路の保障を求める」要請書を手渡し、実現を迫りました。
キャラバンは9日まで、北海道・東北を回り、街頭宣伝、集会、自治体要請をします。