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2009年8月24日(月)「しんぶん赤旗」

南北朝鮮の協力進展へ

金総書記がメッセージ

李大統領と弔問団会談


 韓国の李明博(イミョンバク)大統領は23日、金大中(キムデジュン)元大統領の死去に当たって北朝鮮が派遣した弔問団の金己男(キムギナム)朝鮮労働党書記らと会談しました。弔問団は席上、「南北協力の進展に関する金正日(キムジョンイル)朝鮮労働党総書記の口頭メッセージ」を伝達しました。

 李大統領が北朝鮮高官と会うのは昨年2月の就任後初めて。会談はソウルの大統領府で約30分間行われました。大統領府は「敏感さを考慮して」、金総書記のメッセージを公表しませんでした。

 李大統領はメッセージに謝意を表し、「いかなる問題であれ、南北が真剣な対話で取り組めば、解決できない問題はない」と強調。「北朝鮮に対する韓国政府の一貫した確固たる原則」を説明し、これを金総書記に伝えるよう要請しました。

 韓国政府はこれまで、北朝鮮の核問題解決への進展に合わせて、大規模な経済支援を行うとともに、南北が通常戦力の軍縮を進めることを提案しています。

 これに対し北朝鮮側は「南北が協力し、すべての問題を解決していくことを望む」と応じました。会談後、金己男氏は「すべてうまくいった。良い気分で帰る」と現地記者団に語りました。

 弔問団は会談後、特別機で平壌に帰還しました。



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