2009年8月23日(日)「しんぶん赤旗」
日米韓の知識人 「実質対話開始を」
6カ国協議
日本、米国、韓国の知識人110人が20日、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議参加国が、「実質的な対話」を開始するよう訴える共同声明を発表しました。日本からは作家の大江健三郎氏や姜尚中東京大教授などが名を連ねています。
共同声明はソウルで、林東源(イム・ドンウォン)元韓国統一相などが発表。6カ国のうち、特に米国のオバマ大統領と北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)朝鮮労働党総書記に対して、「対話と交渉の路線に戻り、米朝対立を解消する根本的な方法を打ち出すことを強く求める」としています。
日本政府に対しては、北朝鮮との交渉を再開するよう求め、韓国政府には金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時の南北合意を尊重するよう要請。中国、ロシア、国連などに対しても、和解と仲裁に積極的に乗り出すよう訴えました。
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