2009年8月18日(火)「しんぶん赤旗」
安心できる妊娠・出産へ
婦団連と共産党が懇談
日本婦人団体連合会(婦団連)の中岩春子副会長、加盟団体の代表7人が17日、日本共産党本部を訪れ、「安心して妊娠・出産したい―私たちの緊急要求」について懇談しました。
日本共産党からは、広井暢子女性委員会責任者、平兼悦子同事務局長、大田みどり国民運動委員会委員が応対しました。
中岩副会長は、受け入れを断られて妊婦が亡くなる事件が相次ぐ中で、加盟団体が協力して院内集会開催や厚労相・国会議員要請などの運動をし、妊婦健診公費負担回数の大幅増を求めるとりくみをすすめてきたことをのべました。
加盟団体の新婦人からは、自治体ごとに健診内容に差があることや妊娠・出産費用無料化への切実な思いが話されました。全商連、農民連は、自営業、農業で働く女性が経済面から安心して産休をとれない現状をのべ、国保の妊娠・出産による休業保障、出産手当金を強制給付にすることを訴えました。保団連は、女性医師の働く環境のための提言を出し改善にとりくんでいることをのべました。
広井氏は、自治体によって妊婦健診の回数や超音波検査などの公費負担に差がある状況を国が責任をもって改善することや出産費用の無料化の実現、女性医師が子育てしながら力を発揮するために医師全体の働く環境の整備をすすめるなど党の立場を伝えました。要求を実現し、国民のいのちと暮らしを守る政治の実現のため総選挙で奮闘する決意をのべました。
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