2009年8月13日(木)「しんぶん赤旗」
「軍事費のムダ削れ」
“共産党 独自色”と反響
テレ朝系 山下議員
日本共産党の山下芳生参院議員は12日放映のテレビ朝日系「スーパーモーニング」に出演し、税金の無駄遣いについてのインタビューに応えました。
山下氏が、無駄な道路や港などの大型開発とともに「共産党しか言わない大きな無駄遣い」として挙げたのが、「年間5兆円にのぼる軍事費」です。
ソ連の侵攻を想定した、1両8億円もする90式戦車が、いまだに320両も北海道に配備されていることや、1隻1230億円のイージス艦が6隻もあることなどを紹介し、「日本を守るのに必要でない装備がたくさんある。ざっと1兆円は削れるとみています」と述べました。
リポーターは「こういうことを言うのは共産党だけ。独自色ですね」と伝えました。
コメンテーターでジャーナリストの鳥越俊太郎氏は、「米軍に対する『思いやり予算』が毎年2千数百億円あるが、あれも削れますよね。社会保障費を2200億円削る代わりに、そっちを削れよと思う」と発言。作家の落合恵子氏も「イージス艦は、あたごの事故もあった。しっかり考えたいテーマですね」とコメントしました。