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2009年8月6日(木)「しんぶん赤旗」

北拘束の米記者帰国

クリントン氏、拉致解決求める


 【ワシントン=小林俊哉】北朝鮮に拘束されていた米人女性記者2人が5日、クリントン元大統領とともに米ロサンゼルス近郊の空港に到着し、5カ月ぶりに帰国しました。金正日(キムジョンイル)朝鮮労働党総書記が4日夜、クリントン氏との会談後に特赦を命じていました。

 米CBSテレビ(電子版)によると、クリントン氏は訪朝中、日本人拉致問題の解決に向けた進展を「非常に強い調子で迫った」といいます。

 米国では2人の釈放を歓迎し、「よりよい(米朝)関係の基礎になればいい」(グラハム上院議員=共和)、「非核化に向けた対話を早期に再開するよう望む」(ケリー上院外交委員長=民主)との声が出ています。

 ヒラリー・クリントン米国務長官は5日、訪問先のナイロビで記者会見し、記者釈放と核問題は「まったく別の問題」とした上で、「今後の米朝関係は、北朝鮮の行動にかかっている」と指摘。6カ国協議への復帰を改めて呼びかけました。



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