2009年7月16日(木)「しんぶん赤旗」
貨物検査法案
「自民は悪あがき」
こくた氏、成立要求を批判
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日本共産党の、こくた恵二国対委員長は15日、自民党が北朝鮮船舶の検査活動への自衛隊の参加を可能とする貨物検査特措法案の参院での審議と今国会中の成立を求めていることについて国会内で記者団から問われ、「自民党のやり方は、悪あがきにすぎない」と批判しました。
こくた氏は、14日に参院で麻生首相問責決議が可決されたうえ、政府・与党が21日にも衆院を解散するといっている以上、「もはや国会は閉会したのと同じだ」と指摘。「そういうもとで法案の成立を図ろうというやり方が姑息(こそく)だ」と述べました。
その上で、国連安保理決議の実効性を確保するためというが、すでに実施している対北朝鮮全面禁輸・全面入港禁止措置によって、日本は安保理決議の義務を十分に実行しており、新しい法律はまったく必要がないものだと指摘。「ためにするやり方を、ともかく悪あがきでしているというのが自民党のやり方の本質だ」と重ねて批判しました。
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