2009年7月2日(木)「しんぶん赤旗」

与党の混乱

発信すべき中身ない

市田書記局長が指摘

　日本共産党の市田忠義書記局長は１日の記者会見で、解散時期や内閣改造の是非をめぐって麻生太郎首相をはじめ与党内に混乱が生まれていることについて問われ、「よく麻生首相は『ぶれる』といわれるが、それは『ほめすぎ』だ。ぶれる、というのは軸があるからだが、もともと、この内閣には軸がない。ポリシーも哲学もない。内政でも外交でも行き詰まり、打開策が見いだせず漂流している」と指摘しました。

　また、自民党が総選挙向けに幹事長を交代させる動きを見せていたことなどについて問われ、「幹事長に発信力がないから交代させる、といわれるが、そもそも自民党に発信するべき中身があるのか。問われているのは、自民党政治であって中身がないのに誰が幹事長になっても同じではないだろうか」と述べました。