2009年6月27日(土)「しんぶん赤旗」

中央社保協が総会

「非正規切り」・後期医療・母子加算…

国民のたたかい前進


 中央社会保障推進協議会(中央社保協)の第53回総会が26日、2日間の日程で静岡県内で始まりました。各地社保協と中央団体の代表など83人が参加しました。


 吉田万三代表委員が主催者あいさつをし、山田稔事務局長が2009年度運動方針を提案しました。

 山田氏は、大企業による「非正規切り」とのたたかいの共同の広がりや、後期高齢者医療制度廃止法案、生活保護母子加算復活法案を参議院で可決し政府・与党を追い詰めている、社保協と国民のたたかいの前進について報告。「運動が世論をつくり、世論が政治を動かす情勢だ」と強調しました。

 そのうえで「貧困からの脱却を勝ち取る国民運動の構築・展開」「憲法25条に基づく国の責任、大企業の社会的責任の追及」「総選挙後の次期政権に対する国民の怒りと要求の結集」などを柱にした方針を提案しました。

 討論で北海道社保協の代表は各団体やボランティアが協力したくらし・雇用SOSネットワークの活動を報告。電話相談、街頭相談会などを実施し、電話相談はこの3カ月で1000件を超えた、とのべました。「うれしいのは相談にきた人が、次の相談会に力を貸してくれること」と語りました。

 埼玉社保協の代表は「自治体要請行動のとりくみの中で、国保料据え置き自治体は75%と分かった。国保料を滞納している人の約7割は年間所得200万円以下ということも分かった。国保改善に引き続き頑張りたい」と発言しました。



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