2009年6月16日(火)「しんぶん赤旗」
「統治能力がない」
内閣支持率急落で市田氏
日本共産党の市田忠義書記局長は15日の記者会見で、マスメディアの世論調査で麻生内閣支持率が10%台に急落していることについて問われ、「統治能力がない、政権末期の状況だと多くの国民がみて、支持率の低下になって表れたのではないか」との見方を示しました。
市田氏は、「国民の暮らしがこれだけ大変なときに、暮らしを応援するまともな経済対策を打ち出せない、核兵器廃絶についてオバマ米大統領が積極的な演説を行っても、“アメリカの核の傘で守ってほしい”と、被爆国の政府として情けない態度に終始している」と指摘しました。
それに加え、日本郵政の西川善文社長人事の問題で鳩山邦夫総務相が辞任したことをあげ、「郵政民営化がもたらした結果をまともに検証せず、にっちもさっちもいかなくなったことが、支持率を下げた大きな原因ではないか」と述べました。
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