2009年6月13日(土)「しんぶん赤旗」
住民の幸せ守る担い手に
自治労連の青年組合員が学習・交流
沖縄・恩納村
住民の暮らしや福祉を支える自治体労働者に成長しようと、全国から1200人を超える自治労連の青年組合員が参加する「おきなわプロジェクト」が12日、沖縄県恩(おんなそん)で始まりました。
自治体では住民生活と営業の危機が深まる一方で、それを打開する共同も大きく広がっています。“住民の繁栄なくして自治体労働者の幸福はない”を掲げる自治労連運動の若い担い手として、行財政のあり方をはじめ住民運動、平和・基地問題にいたるまで県内の市町村や住民訪問なども交えて学習・交流します。14日まで。
開幕イベントでは東京、愛知、和歌山、大阪、兵庫、鳥取、沖縄など各県の参加者が地域の踊りや自治体マスコットの着ぐるみなどで魅力を紹介。最後は全員で沖縄のカチャーシーを踊り、生活と平和を守るパワーがはじけました。
開会あいさつで実行委員長は、「自治労連結成20周年を記念し、青年が手づくりで企画しました。平和の大切さを胸に刻みましょう」と呼びかけました。
この日参加者は、米軍基地や沖縄戦の戦跡などを巡りました。千葉県内の公立病院看護師の女性(24)は、宜野湾市の普天間基地を見て、「住民を危険にさらす基地に多額の税金が使われていることに改めて驚きました。医療や福祉など住民のために使うべきだとの思いを強くしました」と話していました。