2009年6月8日(月)「しんぶん赤旗」
自民・民主だけの国会でいいか
テレビ討論で小池氏 比例削減を批判
日本共産党の小池晃政策委員長は7日、テレビ朝日系番組「サンデープロジェクト」で目前に迫った総選挙の争点などについて各党代表と討論しました。
国会議員の定数削減、世襲制限など自民党がマニフェスト(政権公約)に盛り込もうとしている課題が議論となり、小池氏は定数削減について「比例部分を削減すると民主党もいっているが、結局、国会は自民と民主だけでいいという議論だ」と厳しく批判しました。公明、社民両党代表も「中小政党は必要だ」と比例定数削減に異議を唱えました。
自民党の石原伸晃幹事長代理は「完全小選挙区制にして中小政党を切って、自民と民主だけにするというのは国民の民意とは絶対にかけ離れていると思う」とのべました。
民主党が無駄を省くなどして20兆円の財源を生み出すとしていることが議論となり、小池氏は、無駄は徹底して削ることが大事だとしたうえで、一般会計と特別会計から国債の返済、社会保障費、文教費、地方交付税など削れない部分を除いていくと残るのは25兆円だと指摘しました。「そのなかから10兆〜20兆円の財源を生み出せるのか、きちんとした議論が必要だ」と提起。安定した財源というのなら、これまで減税してきた大企業、大資産家に応分の負担を求めることが必要だと強調しました。
■関連キーワード