2009年5月29日(金)「しんぶん赤旗」
生徒への支援拡大を
高校無償化法案で質問
石井議員
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日本共産党の石井郁子議員は二十七日の衆院文部科学委員会で、民主党提出の「高校無償化法案」について質問しました。
法案は、▽公立高校生徒の保護者に授業料相当額(年十一万八千八百円)▽私立高校の場合、年収五百万円以下の世帯に公立の二倍の額(二十三万七千六百円)―を支給するもの。石井氏は、私立高校の授業料、入学金、施設設備費などを合わせると約七十万六千六百円だと示し、「法案の規定以上の助成が必要ではないか」とただしました。
提案者の民主党の鈴木寛参院議員は「ご指摘の部分も対象にするようがんばっていく」と答えました。
石井氏は私立高校の生徒の授業料について、年収五百万円以下の世帯の全額免除と、年収八百万円以下の世帯の減額を提起。鈴木氏は「財源があれば考えたい」と述べました。
石井氏の「高等教育無償化に向けて前進すべきだ」との質問に、塩谷立文科相は、懇談会を立ち上げたことにふれ、「方向性は明確な形で出したい」と答えました。