2009年5月26日(火)「しんぶん赤旗」
町工場守る対策を
吉井議員 経産相「即刻考える」
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日本共産党の吉井英勝議員は二十二日の衆院経済産業委員会で、「日本のものづくり、高い技術力を支えている中小零細業者を守る対策を」と求めました。
吉井氏は、深刻な経済情勢のもと、日本の基盤的技術集積地の中小企業に、「技術を継承する若い人を育てたくても経営が成り立たない、仕事をして技術を伝えたくても仕事がないという状況が広がっている」と指摘。「ものづくり技術が途絶えかねない危機だ」と強調しました。
吉井氏は、「せっかく育てた腕をもった技術屋を解雇せざるを得ない親方の気持ちが分かるか」とのべ、「景気が回復して仕事が来るまで休業しても、中小企業が存続し、存続しながら技術を磨けるような方策を講じるべきだ」と提起。貸し工場への家賃補助や元請け業者の注文に応じた設備投資に対する減価償却への助成などの実施を求めました。
二階俊博経産相は「中小企業のものづくりの技術力は宝だ」と述べ、技術集積地の中小企業に対し「現場に赴き、積極的な救済策、対応策を即刻考える」と明言しました。
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