2009年5月26日(火)「しんぶん赤旗」
被爆地怒る
原爆碑前座り込み
広島
北朝鮮が地下核実験を強行した二十五日、広島市中区平和公園の原爆碑前で広島県原水協(大森正信筆頭代表理事)と同被団協(金子一士理事長)が呼びかけた抗議の座り込み行動があり、被爆者や市民ら四十三人が参加しました。
原爆碑に向かって黙とうした後、大森筆頭代表は「北朝鮮の暴挙は歴史の歯車を逆転させるものだが、靖国派は軍事的対応に走ろうとするだろう。非軍事の平和的解決で対応するしかない」とあいさつ。金子理事長は「核兵器のない世界をの署名を積み上げて、北朝鮮の危険な蛮行をやめさせよう」と呼びかけ、日本共産党の藤本さとし衆院中国比例候補(広島1区重複)が「被爆地の心を届ける党として頑張る」と決意を表明しました。
参加者は、北朝鮮の金正日国防委員長に「ただちに核兵器の開発・実験計画を放棄し、朝鮮半島非核化の六カ国協議に無条件で復帰するよう求める」要請文を拍手で採択しました。
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