2009年4月14日(火)「しんぶん赤旗」
おおむね冷静・理性的
国連安保理議長声明合意 市田書記局長が会見
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日本共産党の市田忠義書記局長は十三日、国会内で記者会見し、北朝鮮のロケット発射に関する国連安保理議長声明案が合意されたことについて、「日本政府が主張していたやみくもな制裁強化論にたたないでおおむね冷静で理性的な内容となっている」と述べました。
市田氏は、議長声明案が(1)六カ国協議を支持し、早期に再開を求めること(2)平和的、外交的解決に希望を表明し、対話による平和的かつ包括的解決を促進するための安保理メンバーおよび他の加盟国の取り組みを歓迎すること―などを盛り込んでいると指摘。「これらは妥当な内容と考える」と述べました。
市田氏は、議長声明案が北朝鮮による発射を「人工衛星」とも「ミサイル」とも断定していないことに触れ、「わが党は人工衛星かミサイルか分かっていない段階で断定するのはよくないと主張してきたが、その方向での声明となった」と語りました。
【Movie】北朝鮮問題 安保理議長声明について 市田書記局長会見(09.04.13)
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