2009年3月31日(火)「しんぶん赤旗」
最後まで外交努力尽くせ
北朝鮮「ロケット」問題 市田書記局長が会見
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日本共産党の市田忠義書記局長は三十日の会見で、記者団から北朝鮮の「ロケット」打ち上げ計画問題について問われ、「国連安保理決議第一七一八号一三項は『外交努力を強化し、緊張を悪化させるおそれのあるいかなる行動も差し控え』ると明記しており、その立場から北朝鮮にロケット発射を自制するよう政府は求めるべきだ」と述べました。
そのうえで市田氏は、「日本政府は軍事的対応に前のめりになっているが、これでは外交交渉の土台まで崩してしまう」とし、改めて、軍事的対応には反対であるとの党の立場を強調しました。
そして、「日朝平壌宣言にも、問題が起こったときはいつでも話し合いで解決するという項目がある。韓国政府をはじめ、各国が外交的な問題の解決に向け努力しており、日本政府も最後まで外交努力を尽くすべきだ」と表明しました。
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