2009年3月31日(火)「しんぶん赤旗」
西松疑惑解明へ参考人招致を
共産党、各党に申し入れ
市田書記局長会見で説明
日本共産党の市田忠義書記局長は三十日、国会内で記者会見し、西松建設違法献金事件の真相解明のため、関係者の参考人招致と、同問題についての集中審議を衆参両予算委員会で行うよう各党に申し入れることを明らかにしました。これを受け、こくた恵二国対委員長と井上哲士参院国対委員長が各党に申し入れました。
市田氏は、申し入れの趣旨について、「司法による厳正・公正な捜査を期待しているが、同時に国会自身が、西松建設の違法献金疑惑について真相を究明し、政治的・道義的責任を明らかにする責務を負っている」と説明。参考人招致すべき人物として、西松建設の岡崎彰文元総務部長、西松建設が政治家に献金する目的で設立したダミー団体・新政治問題研究会の風間森夫代表、同じく未来産業研究会の神田行道代表の三人をあげました。
市田氏は、この三人について、「ダミー団体の両代表はともに西松建設OBであり、第三者名義による違法献金の事情をもっともよく知っている」と指摘しました。
前日の民放テレビ討論番組でも、各党出席者が参考人招致で合意したことをあげ、「参考人招致の実現に最善の努力を尽くしていきたい」と表明しました。
【Movie】西松疑惑解明へ参考人招致を 市田書記局長が会見(09.3.30)