2009年3月2日(月)「しんぶん赤旗」

NHK番組

軍事力肩代わりの議論

小沢氏「日米同盟」発言 こくた氏が批判


 日本共産党のこくた恵二国対委員長は一日、NHK「日曜討論」のなかで、民主党の小沢一郎代表が「第七艦隊があれば在日米軍は減らしてもいい」という趣旨の発言をしたことについて問われ、「米国の軍事力を肩代わりする議論でしかない」と批判しました。

 小沢氏は、一月十七日のクリントン米国務長官との会談で、クリントン氏の日米同盟強化の提案に全面的同意を表明し、「安全保障の面で日本が役割を負担すれば、米軍の役割はそれだけ少なくなる」などと発言。二十五日の記者会見でも、「日本が、自分たちにかかわることはなるべく自分たちできちんとやるという決意を持てば、米軍が部隊をそんなに日本という前線に置く必要はなくなる」として、「第七艦隊の存在で十分」と発言しました。

 こくた氏は、「小沢氏とクリントン氏は日米同盟の強化では一致している」と指摘。「小沢氏は、日本の軍事力を強化すれば米軍基地を縮小できるかのように言うが、米国にとって使い勝手のよい軍事力をさらに増強することになるだけだ」と述べました。



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