2009年2月12日(木)「しんぶん赤旗」
ドナー登録ぜひ
新潟 骨髄・臍帯血バンク宣伝
移植1万5千達成全国キャンペーン
昨年十二月に骨髄バンクや臍帯血(さいたいけつ)バンクを介した骨髄移植が一万例、臍帯血移植が五千例に達したことで、全国骨髄バンク推進連絡協議会は十一日、達成への協力に感謝し、さらなる普及を訴える全国いっせいキャンペーンを行いました。「骨髄バンク命のアサガオにいがた」(丹後まみこ会長)は、新潟県燕市の大型店・県央サティで宣伝しました。
会場では、会員十二人がビラを配る中、金子和子副会長があいさつ。急性骨髄性白血病となり、骨髄移植しなければ完治しない患者の女性=宇都宮市=が「健康な人の骨髄があれば助かる命もある。骨髄バンクにぜひ登録を」と訴えました。
音楽を通して血液疾患の患者を支援している霧島未来さんがドナー登録を呼びかけ、ボーカルとロック演奏をしました。
息子を白血病で亡くし、語りべの活動を続けている高野由美子さんと夫の豊さんも参加しました。
会場のドナー登録説明会で、登録を希望した女性(45)は「娘の仲がよかった友人が白血病で二十歳で亡くなったので、テレビの宣伝を見て機会があれば協力したいと思っていた。知らない人の命でも助けられれば」と語りました。
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