2009年1月31日(土)「しんぶん赤旗」
失業率4.4%
12月 悪化幅は最大
総務省が三十日発表した労働力調査(速報)によると、二〇〇八年十二月の完全失業率(季節調整値)は、前月から0・5ポイント悪化し、4・4%となりました。〇六年一月以来の高水準です。
悪化幅は、一九六七年三月以来の大きさ。総務省は雇用情勢判断を「今までに例のない急速な悪化」に下方修正しました。景気悪化が深刻さを増す中、「非正規社員切り」の横行などによる失業者の増大が、雇用統計にも顕著に示され始めました。
また、厚生労働省が同日発表した十二月の有効求人倍率は、前月から〇・〇四ポイント悪化し、〇・七二倍(季節調整値)になりました。〇三年十一月以来の低水準です。
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