2009年1月27日(火)「しんぶん赤旗」
雇用守るたたかいに展望
全国革新懇が代表世話人会
全国革新懇は二十六日、都内で今年最初の代表世話人会を開き、激動する政治情勢について討議し、今後の活動の方向を確認しました。
情勢討議では、雇用問題、とくに「年越し派遣村」のたたかいの意義について、「人間性の根っこにある連帯と人間信頼の手がかりを示した」「大企業経営者も安易に雇用に手をつけられない状況、『人間の目』をもった新しい資本主義をつくる可能性をつくりだした」などの発言が相次ぎました。同時に「革新懇としての活動のあり方も問われている」との指摘も出されました。
また、二十五日の山形県知事選で、日本共産党も支持した候補が勝利するなど、地方政治で劇的な変化が起きていることも強調され、危機的状況にある農業関係者が政治を変える活動に立ち上がっていること、医療崩壊打開のたたかいの意義が報告されました。
消費税増税問題では、「この不況下で増税されたら死活問題」「反対署名にはびっくりするような反響がある」などの発言がありました。自衛隊のソマリア沖派兵問題でも、「本質は憲法違反の海外派兵であり、許してはならない」との決意が語られました。
代表世話人会では、今年十月二十四、二十五両日に奈良市で全国革新懇総会と全国交流会を合わせておこなうこと、現在七百九十二の地域・職場・青年革新懇を早期に八百台にすることを確認。ブックレット『国民にあたたかい日本へ』の普及と「全国革新懇ニュース」の読者拡大の取り組み強化については、「愛知では、県レベルで初めて、『ニュース』の拡大目標を討議した」などの意欲的な発言も出ました。
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