2008年11月25日(火)「しんぶん赤旗」
公的保育・子の笑顔守れ
2800人「国・自治体の責任で」
直接契約方式導入の検討など、国と自治体が責任を負う公的保育制度の解体を許すなと二十四日、東京・日比谷野外音楽堂で大集会が開かれました。全国福祉保育労働組合、全国保育団体連絡会(全保連)、全国無認可保育所連絡協議会、日本自治体労働組合総連合がつくる実行委員会の主催。
「保育・子育て支援は国・自治体の責任で」「保育・学童保育予算の大幅増額」などと書いた黄色い帽子やレインコート姿の二千八百人の保護者、保育所職員らが参加しました。
リレートークで千葉県船橋市の「公立保育園だいすきネットワーク」の仲間と登壇した公立保育園保護者の女性(41)は、市民が手をとりあった運動で市が民間委託する園名を発表できずにいることを発言。「保護者と保育士たくさんの手と気持ちをつないで、公的保育と子どもの笑顔を守るため頑張ろう」と参加者によびかけると大きな拍手が起こりました。
上野さと子全保連会長が情勢報告。保護者と保育所職員が力を合わせてとりくんできた「現行保育制度の堅持・拡充を求める」国会請願署名が二〇〇六年以降三年連続衆参両院で採択されてきたにもかかわらず、政府が公的保育制度を解体する保育制度改革を強めていることを批判しました。
集会後、参加者は大雨の中をパレードしました。