2008年11月22日(土)「しんぶん赤旗」
貧困ビジネス対策を
吉井議員質問 市民を食い物に
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日本共産党の吉井英勝議員は、十九日の衆院内閣委員会で、ゼロゼロ物件など「貧困ビジネス」問題での政府の対策を求めました。
吉井氏は、「貧困ビジネス」について、「住宅、福祉、金融などいろいろな分野にすき間産業のように入り込んでいき、日雇い派遣業とか、ゼロゼロ物件とかヤミ金、消費者金融などをおこない、困っている貧困者を食い物にしている」と告発し、警察の対応をただしました。
巽高英警察庁生活安全局長は、「貧困者をはじめとする市民を食い物にするような新たな手口の動向についても常に関心を持っている」「犯罪と認められるような行為が行われているという場合には厳正に対処していく」と答弁しました。
吉井氏は、「貧困ビジネス」について、「どの省庁の仕事だということではなく、政府をあげてこの機会に取り組むべきだ」と提起。佐藤勉国家公安委員長は、「全閣僚、総理を中心に理解いただけるように努力したい」と答弁しました。