2008年10月22日(水)「しんぶん赤旗」
暮らし 仕事を守ろう
怒りのダンプデモに60台
埼玉
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全日本建設交運一般労働組合(建交労)関東ダンプ協議会の埼玉南部、北部支部は二十一日、低運賃や燃料高騰を是正して暮らしや仕事を守ろうと、六十台のダンプを連ねてデモパレードしました。午前九時、上尾市のさいたま水上公園に九十人が参加して出発集会を開き、さいたま市桜区の荒川彩湖公園まで約十九キロを行進しました。
集会で建交労埼玉県本部の寺田幸雄委員長は、「ダンプ燃料の軽油は依然数年前の倍近い価格にもかかわらず、運賃単価は一日三万円前後と一向に上がらない。下請け業者、労働者へのしわ寄せをやめさせよう」と訴えました。
デモに参加した男性(62)は「夏から十一月中ころまで仕事のない日が続きます。元請けは低単価で受注し、しわ寄せを労働者に押しつけています。運賃の半分は燃料費で消え、車の整備費などを差し引くといくらも残りません」と話しました。
集会は、金融危機の影響が建設業界に押し寄せ、ダンプ労働者はさらなる単価引き下げや過積載、過密労働を強いられているとして、労働者・国民の生活と権利を守る政治の変革めざすとした決議をあげました。
日本共産党の伊藤岳衆院北関東比例候補が参加者を激励し、暮らし応援の政治実現に全力をあげるとあいさつしました。
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