2008年10月20日(月)「しんぶん赤旗」
後期医療制度は廃止を
医師ら「怒ってる会」結成
青森
「後期高齢者医療制度に怒ってる会・青森」が十九日、青森市の「アピオあおもり」で結成され、「廃止を高く掲げて運動を推進する」という宣言を採択しました。
七十歳以上の医師、歯科医師五十二人が呼びかけ人となって結成したもので、結成会には百五十人をこす人が参加しました。
準備会代表の寺沢哲郎氏(青森市、外科医)が、「お年寄りが健やかに生きていけるよう、制度を変えよう。これは、病める人と医療人の一揆だ」と同制度廃止を訴えました。
青森市医師会の齊藤勝会長の代理であいさつした斎藤吉春理事は、市医師会理事会で後援を決めたことを紹介し、「とにかく医療費を抑制すればいいという政策には反対。この運動が大きな流れになることを期待する」とのべました。
各党の衆院議員・予定候補が同制度についてスピーチ。出席した民主党、社民党は、廃止の考えをのべました。
日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は、国民の怒りが政治を動かしていることを強調し、「廃止・撤回にともに頑張りましょう」と激励しました。よしまた洋党県書記長(衆院東北比例、青森1区候補)は、「廃止に向けた共同の輪を広げることに全力をつくしたい」とのべました。
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