2008年10月13日(月)「しんぶん赤旗」

米が北朝鮮テロ指定 20年ぶり解除 即日発効


 【ワシントン=西村央】米国務省が十一日に発表した北朝鮮に対するテロ支援国家指定の解除は、ライス国務長官が同日に解除手続きに署名し即日発効しました。一九八八年の指定から二十年ぶりの解除です。

 国務省によると、米朝が合意した核計画の検証対象には、寧辺の施設でつくられたプルトニウム関連の計画に加え、ウラン濃縮活動や拡散活動も含まれます。

 検証活動にあたるのは、日本など非核保有国を含む六カ国協議参加国の専門家とされています。専門家は申告済みのすべての施設に立ち入ることができるほか、未申告施設にも相互了解のうえで立ち入りが可能となっています。

 検証手順と体制にかかわる内容は、次回の六カ国協議で最終確認することになります。

 米国のソン・キム六カ国協議担当大使は十一日、「(議長国の)中国は検証手順・体制で合意するために可能な限り早く、今月中に協議を開くことを望んでいる」と述べました。



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