2008年9月27日(土)「しんぶん赤旗」
認可保育園もっと
河野都議 都に増設支援要求
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日本共産党の河野ゆりえ東京都議は二十六日の都議会本会議で、保育園に入所を希望しながら入れない待機児が急増するなかで、都が認可保育園の増設に向け支援を強めるよう求めました。
東京都内では保育園待機児が四月時点で五千四百七十九人に達し、昨年より二割も増えています。河野氏は、都が二〇〇八―一〇年度で認可保育園の定員を六千五百人増やす「緊急三カ年事業」を決めたことを評価しつつ、区市町村の増設計画が四千五百人分にとどまっていると指摘。区市町村への支援の強化を求めました。
安藤立美福祉保健局長は「緊急三カ年事業に全力で取り組んでいる」と答えました。
また河野氏は、政府が保育制度を改悪し、「直接契約」方式の導入や保育園の最低基準の緩和・撤廃を、保育関係者の反対を押し切って行おうとしていると批判。認可保育所の増設と保育の質を確保するよう求めました。
石原知事は「希望するすべての人が安心して子どもを預けられるよう、質と量の両面から保育施策を充実していく」と答えました。