2008年9月22日(月)「しんぶん赤旗」
後期医療やめてんか
廃止求めて総行動
大阪
|
「いいかげんやめてんか! 後期高齢者医療9・21おおさか総行動」が二十一日、大阪市で取り組まれました。大阪民医連、年金者組合大阪府本部、大阪労連、大阪社保協などでつくる実行委員会が主催。弘法大師の命日「お大師さん」の縁日でにぎわう四天王寺前での署名宣伝行動のあと、百五十人が参加して決起集会を開きました。
発言した女性(73)=年金者組合堺北支部=は、障害者手帳を持つ自身の国保から後期高齢者医療への変更手続きの体験を語りました。「後期高齢者医療のほうが保険料が安いと市役所でいわれて加入しました。でも去年の国保料に比べると月千円上がっているんです。舛添(要一厚労相)さんが見直すといっても、やっぱり廃止しかありません」
陸軍士官学校を卒業し戦前戦後、苦労したという男性は「初めから反対してきた政党はひとつだけです。総選挙では具体的に話をしていくことが必要だと思う」と発言しました。
西淀川区社保協の矢野正之事務局長は医師会や老人クラブ連合会と区民集会を成功させた経験を紹介し「共同の取り組みを今こそ壮大にやっていく必要がある」と話しました。
大阪社保協の井上賢二会長は「(社会保障の)金はあるということを言っていただきたい。安心して医療、介護が受けられ、年金がもらえる世の中をめざそう」と呼びかけました。
■関連キーワード