2008年8月30日(土)「しんぶん赤旗」
後期医療廃止法案
衆院 審議入りを
4野党国対委員長で一致
日本共産党、民主党、社民党、国民新党の野党四党の国会対策委員長は二十九日、国会内で会談し、九月十二日召集の臨時国会の対応について協議しました。
会談では、後期高齢者医療制度は国民の怒りの的となっており、先の通常国会で参院で可決された同制度の廃止法案を衆院でただちに審議入りするよう求めることで一致。新テロ特措法延長反対で共同すること、労働者派遣法改正に向けて野党内で協議すること、太田誠一農水相の事務所費疑惑を国会審議で追及していくことなども確認しました。
また、臨時国会での代表質問をはじめ、本格的な質疑の日程をめぐっては、政府・与党が臨時国会の主要議題の第一にあげている経済対策のための補正予算案の提出をうけて行うのが筋だとの考えで一致しました。
日本共産党の穀田恵二国対委員長は会談で臨時国会にのぞむ党の基本的立場について、「今度の国会は国民の暮らしを守りぬく国会にする必要がある」と述べ、野党の共同のあり方について、一致点での行動を大事にすることを強調しました。
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