2008年8月28日(木)「しんぶん赤旗」
根室管内4漁協と懇談
燃油高騰で党国会議員団
北海道
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日本共産党国会議員団は二十七日、北海道根室管内の漁業協同組合を訪れ、組合長らと燃油高騰問題で懇談しました。
大門実紀史、紙智子両参院議員と宮内聡衆院北海道比例候補は、浜中町の浜中、散布(ちりっぷ)、根室市の落石、根室の各漁協で、燃油高騰による漁業者の実態や、国が決めた燃油高騰水産業緊急対策への対応について、聞きとりました。
浜中漁協の北館清組合長は、コンブ漁船の船外機や乾燥施設の更新、サンマ漁船の集魚灯を消費電力が極端に少ないLED(発光ダイオード)へ切り替えるなど、これまでにも省エネ対策はやってきたといいます。「実際にLEDを採用した漁船の水揚げが順調に伸びているが、さらに10%削減という対策はむずかしい」と述べました。
落石漁協の濱屋進代表理事組合長は、「緊急対策はだされたが、中身がわかりづらい。使いやすいよう改善してほしい。経営が立ち行かなくなっているのです。直接の支援に力をつくしてほしい」と求めました。
紙氏らは、「漁業には直接の補てんはしないというのが国の政策だったが、漁業者らの運動で大きく動いた」とのべ、「根本的には漁業の安定化対策が必要で、実情にあった手直しが重要です」と語りました。
浜中町では、加藤弘二、竹内健児両町議、根室市では、神忠志、高本みさ子、鈴木一彦の各市議が同行しました。
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