2008年7月29日(火)「しんぶん赤旗」
農漁民支援 すぐに
投機規制し直接補てんを
原油・穀物高 共産党が政府要請
日本共産党国会議員団は二十八日、原油・穀物の高騰から国民生活を守るため、政府に対策を申し入れました。穀田恵二、吉井英勝、高橋ちづ子各衆院議員、井上哲士参院議員が、福田康夫首相あての申し入れ書を農林水産省の谷川弥一大臣政務官に手渡し、懇談しました。(申し入れ全文)
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申し入れ書は、原油や穀物急騰が投機マネーによって増幅されているとして、「投機マネーによる価格押し上げは、漁民や農民などには何の責任もない。不当に押し付けられた経営危機の問題は、政治の責任で解決するしかない」と強調。(1)国際的な協調の力で投機マネーを規制するための実効ある行動に踏み出す(2)投機マネーの規制で価格引き下げが実現するまでのあいだ漁業者、農業者などにたいする直接補てんの措置を取るの二点を求めています。
懇談で党国会議員団が「農民、漁民の状況は待ったなし。一刻も早い対策が必要だ」と重ねて迫ったのに対し、谷川大臣政務官は「自分も五島列島の出身なので、原油高騰の影響はよく知っている」と述べました。
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