2008年7月25日(金)「しんぶん赤旗」
後期医療制度
廃止法案 衆院審議早く
老地連など署名・宣伝
東京・巣鴨
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参議院で可決した「後期高齢者医療制度廃止法案」を衆議院でただちに審議し、可決してほしいと二十四日、全国老後保障地域団体連絡会(老地連)などが東京・巣鴨の地蔵通り商店街で署名と宣伝活動をしました。
とげ抜き地蔵の縁日の買い物客でにぎわう同商店街での宣伝参加者は十五人。「後期高齢者医療制度は今すぐやめてください。死ねというなら長生きしてやる」などと書いた前かけをつけ、暑さの中、署名を呼びかけました。歌手の青柳常夫さん(74)もアコーディオン演奏で宣伝に加わりました。
東京高齢期運動連絡会会長の城田尚彦さん(73)は「直近にあった参議院の声こそが国民の声。廃止しかないこの制度を、衆議院で廃止法案を可決し、絶対になくそう」と訴えました。
署名に応じた女性(75)=世田谷区=は「廃止にしてよ、してもらいたい、してちょうだい、しなきゃダメ。この制度は七十五歳以上は死ねということよ。なくすには衆議院が肝心なのね」と話します。
「病気で障害になった父が六十五歳。この制度で負担が増えたら余生が楽しめない」と署名した都内で働く女性(32)は「みんながイヤだと思うものはやめたほうがいい」。
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