2008年7月22日(火)「しんぶん赤旗」
自分の可能性に光あてて
市田さん、岐阜の青年と語る
演説会のために岐阜県高山市を訪れていた市田忠義書記局長は二十日、演説会終了後に県内の青年三十四人と懇談しました。
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現地で大問題になっている雇用促進住宅の廃止、教育問題、障害年金、公共事業など、青年から次々と質問の手があがり、市田さんは一つひとつに丁寧に答えました。
教育問題について青年が「植えつけられた劣等感に苦しむ仲間を多くみてきました。中には、心の病を患ってしまった仲間もいます。そういうものにとらわれない教育を実現するため、どうすべきだと思いますか」と質問。市田さんは「いま、自己肯定感情を持てなくする教育が現場に押し付けられています。教師の数を増やし、少人数学級もきちんとやる。憲法の精神で一人ひとりの人格を尊重し、どの子も伸びる教育にしなければなりません」と答えました。
障害を持つ青年の「障害年金が月六万五千円しかない。最低でも、生活保護と同水準を保障してほしい」との訴えに市田さんは、「国がどんどん国庫負担を減らしています。憲法二五条により、国は国民が人間らしく生きる権利を保障する義務があります。一緒に声をあげて国会でも追及していきます」と答えました。
市田さんは最後に「若いうちで一番大事なのは、目標を持ち学ぶことです。人は生きがいと目標があれば元気になれます。いろいろなことに興味を持ち、仲間とともに集団の中で切磋琢磨(せっさたくま)して、自分の可能性に光を当てて、がんばってほしい」と呼びかけました。