2008年7月4日(金)「しんぶん赤旗」
価格暴走
市場・商店街募る不安
原油高 襲う値上げ
京都 こくた議員ら調査
イカ釣り漁の一斉休漁や今月十五日に予定されている全漁連の一斉休漁など原油高による影響が広がるなか三日朝、日本共産党の、こくた恵二衆院議員・国対委員長(衆院比例・京都1区候補)が京都市下京区の中央卸売市場をたずね、鮮魚や塩干の仲卸業者らから実態を聞きました。
マグロをさばく手を休めて調査に応じた仲卸の男性(68)が「二、三日の休漁ならまだしも、この先も続くとなると不安だ。将来性をみて、若い漁師が続けられるよう援助が必要ではないか」と語るなど、各業者が、発泡スチロールなど包装材の値上がりや、物価高騰による買い控えによる影響、産地偽装の問題などを口々に訴えました。
こくた議員は、漁業者に直接支援している外国の制度などに触れ国会でも取り組みを強めたいと語りました。
京都市中央卸売市場第一市場の上田典男場長や、京都塩干魚卸協同組合の吉田幸夫事務長との懇談に続き、下京区の商店街で調査。洋服店から「じわじわ卸値が値上げされてきている」などの声が寄せられました。
調査には、日本共産党の山中渡市議、石川和司京都南地区委員長らが同行しました。