2008年6月29日(日)「しんぶん赤旗」
不明10人捜索続く
岩手・宮城地震2週間 仮設建設が本格化
最大震度6強を記録し、死者十二人、負傷者四百二十五人を出した岩手・宮城内陸地震の発生から、二十八日で二週間がたちました。今も十人が行方不明となっており、消防などによる捜索が続いています。
同日現在、宮城県栗原市では百三十九人に避難指示、百二人に避難勧告が出されたままです。岩手県一関市でも六十七人に避難勧告が出ており、被災者は不自由な避難所生活を余儀なくされています。
こうした中、応急仮設住宅の建設も本格化。栗原市栗駒地区では、建設が決まった四十七棟のうち、二十五日に着工した第一期分六棟の建設が急ピッチで進んでいます。現場ではすでにプレハブが組みあがり、作業員らが電気設備工事などに取りかかっていました。仮設住宅は花山地区でも四棟が着工しています。いずれも完成、入居は七月中旬になる見通しです。