2008年6月14日(土)「しんぶん赤旗」
民主党が「勉強会」
「後期医療」廃止法案審議放棄して
「審議の妨害だ」とは?
民主党は、参院での首相問責決議を理由に、十二、十三両日の衆院本会議に出席せず、野党が参院で共同提出し可決した後期高齢者医療制度廃止法案の衆院での趣旨説明にも応じていません。
ところが同党は十三日、国会審議をよそに、厚生労働部門会議主催の「後期高齢者医療制度勉強会」を衆院第二議員会館内で開き、政府・与党の同制度「見直し」案などについて厚労省幹部からの聞き取りと質疑応答を行いました。
席上、厚労省に要求した資料の提出が遅れていることに激怒した同党の山井和則衆院議員(「次の内閣厚労副大臣」)は、「国会がなくなって(閉会して)国会議員がいなくなるまで長引かせているということになる。いい加減にしてほしい」「はっきりいって、私たちの後期高齢者医療制度についての審議、討議を妨害している」と同省幹部を怒鳴りつけました。
国会閉会前にみずから廃止法案の審議を放棄した民主党の物言いとは、とても思えません。